【インビザライン矯正の失敗とは?失敗しないためにすべきことは?】
マウスピース矯正のインビザラインにたくさんのメリットがあることは、皆さんもよくご存知ですよね。
装置が透明で目立たない、食事や歯磨きをいつも通りにできる、
歯の移動に伴う痛みが少ないなど、インビザラインの長所は数え上げたらきりがありません。
けれども、矯正治療が失敗してしまったら元も子もありませんよね。
そこで今回は、インビザライン矯正で失敗するケースや失敗しないためにすべきことを
松戸の森山デンタルオフィス・矯正歯科が詳しく解説します。
インビザライン矯正の失敗とは?
インビザライン矯正で「失敗」に当たるケースとしては、主に以下の5つが挙げられます。
◎歯並びがシミュレーション通りに改善されなかった
インビザライン矯正の最もわかりやすい失敗は、シミュレーション通りの歯並びにならなかった場合です。
もちろん、シミュレーションはあくまで治療前に行うものであり、
実際の結果とは異なることも珍しくないのですが、
あまりにもかけ離れた歯並びに仕上がった場合は、失敗とみなせます。
◎治療前より歯並びが悪くなった
インビザライン矯正によって治療前よりも歯並びが悪くなった場合も失敗とみなされます。
こうしたケースは稀ではありますが、その可能性はゼロではありません。
◎噛み合わせが悪くなった
矯正治療では、歯並びがきれいになっても噛み合わせが悪くなってしまうことは十分あり得ます。
食べ物を噛みにくくなることから、患者さまにとっては大きなデメリットとなります。
◎治療中に虫歯・歯周病になった
インビザライン矯正中に虫歯・歯周病になってしまうと、治療が失敗に終わることもあります。
◎矯正後に歯の後戻りが生じた
インビザライン矯正そのものが上手く言っても、
その後に歯の後戻りが生じて失敗に終わるケースもあります。
インビザライン矯正で失敗しないためにすべきこと
インビザライン矯正で上述したような失敗をしないためには、次に挙げるような点にご注意ください。
◎実績のある歯科医師に治療を任せる
インビザラインは、高度にシステム化された矯正法ですが、
歯科医師の技術・知識・経験によって仕上がりが大きく変わってきます。
それはある意味で従来のワイヤー矯正以上ともいえますので、治療を任せるのであれば実績のある歯科医師であるべきです。
これまでいろいろな症例に当たってきた歯科医師であれば、
インビザラインによってどのような歯並びになるのかもしっかり予測できますし、
治療前より歯並び・噛み合わせが悪くなるようなこともまずありません。
◎矯正中の口腔ケアを徹底する
インビザラインは取り外し式の矯正装置を用いることから、ワイヤー矯正よりも虫歯・歯周病リスクが低くなっています。
それだけに口腔ケアが疎かになってしまう方もいらっしゃいますが、油断をせず毎日のお手入れを徹底するよう努めましょう。
◎しっかりと保定する
インビザライン矯正でも従来のワイヤー矯正と同様、歯を動かした後の保定(ほてい)が必須となっています。
リテーナーという専用の装置を装着して歯の後戻りを防止する処置で、
歯の移動に要した時間と同程度、継続しなければなりません。それを途中でやめると歯並びが元に戻り、
インビザライン矯正が失敗に終わりますので、保定は最後までやり遂げるようにしてください。
まとめ
今回は、インビザライン矯正の失敗について、松戸市の森山デンタルオフィス・矯正歯科が解説しました。
当院のようなインビザライン矯正のプロフェッショナルが在籍する歯科医院であれば、
失敗するリスクを限りなくゼロに近付けることができますので、
インビザライン矯正を成功させたい方はいつでもお気軽にご相談ください。
【関連リンク】
https://www.moriyama-kids.com/mouthpiece-orthodontics/
【執筆・監修者】
森山 貴
森山デンタルオフィス新松戸 おとなこども歯科・矯正歯科 院長
東北大学歯学部 卒業
日本顎咬合学会 認定医
国際口腔インプラント学会 認定医