WEB予約 WEB予約

森山デンタルブログ BLOG

【いざというときに備えておきたい災害時の口腔ケア対策】

災害が起こって避難所生活を余儀なくされると、きちんとした口腔ケアが行えずう蝕・歯周病のリスクが高まります。
それだけでなく、口腔衛生環境の悪化は肺炎やインフルエンザなどの呼吸器感染症を引き起こします。

 

今回は『いざというときに備えておきたい災害時の口腔ケア対策』についてお伝えいたします。

 

 

 

災害時の口腔ケアはどうすれば良い?

災害時には睡眠不足などで不規則になりがちな生活や栄養状態の変化により口腔衛生環境が悪化してしまいます。
肺炎やインフルエンザ・風邪といった呼吸器感染症を予防するためにも手洗い・マスクとともに口腔ケアは欠かせません。

 

特に免疫力が低くなっている高齢者や嚥下障害を持つ方、入れ歯の方は要注意です。

 

水が不足していて歯磨き・うがいが通常どおりできない場合もあります。

 

水が不足している場合には、

・洗口液を水の代わりに活用する

・フォームタイプの歯磨剤を使って少量の水でうがいする

 

といった方法があります。

 

もし歯ブラシを入手できない場合は、タオルやティッシュペーパーなどで歯の表面の歯垢を除去するようにします。
水は十分に使えるけれど歯ブラシがないといった場合はブクブクうがいを23回繰り返し行うだけでも違います。

 

また、口腔が乾燥してしまうと唾液による防御能が低下してしまうため、
乾燥がひどい方は口腔湿潤スプレーの活用も視野に入れたいところです。

 

 

 

まとめ

災害時にはう蝕・歯周病予防という観点だけでなく、
肺炎やインフルエンザ・風邪といった呼吸器感染症を防ぐためにも口腔ケアは必須です。

 

しかし、災害時には水が足りないといったこともよくあります。
ふだんから災害が起こることを想定して、防災バッグに歯ブラシや洗口液を用意しておいてくださいね!

【関連リンク】
https://moriyama-dental-office.com/

【執筆・監修者】


森山 貴
森山デンタルオフィス新松戸 おとなこども歯科・矯正歯科 院長

東北大学歯学部 卒業
日本顎咬合学会 認定医
国際口腔インプラント学会 認定医

タップで電話する WEB予約